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Poul Henningsen(ポール・ヘニングセン)と PH ライト

1960年代に撮影された、Poul Henningsen(ポール・ヘニングセン)が
PHライトの設計理念について語る貴重な映像です。

“過去の技術者たちは、照明によって夜を昼に変えるという夢を持っていました。

しかし、私はその夢は間違っていると思います。
それはクリエイティビティの欠如であると私は考えます。

夜と昼のリズムが我々には必要なのです。
夜が昼になってしまうようなことには、私はなって欲しくないのです。”

Poul Henningsen(ポール・ヘニングセン)


Luis Poulsen(ルイスポールセン社) との関わり

ポール・ヘニングセンは1925年からデンマークの照明メーカー、ルイスポールセン社と照明の開発を始めました。
ポール・ヘニングセンが築き上げた、照明の哲学は今もなお、ルイスポールセン社が実践するライティング・セオリーの基礎となり、受け継がれています。

ポール・ヘニングセンは数々の優れた照明をデザインしました。
特に家庭や公共の空間での生活をより向上させることのできる照明をつくり出すために、電球を操作し、よりグレア(まぶしさ)を軽減させた照明の基本となるシステム、PHシステムを開発しました。

1940〜1950年代にかけ、彼はオリジナルのアイデアに忠実に、新しい照明をつくり続けました。そして1958年、企業や機関のための照明『Artichoke(アーティチョーク)』と、一般的な家庭用の照明『PH5』の2つのデザインにより、彼の目的に一つの到達を果たしました。

今日、イニシャル『PH』は進化を続け、現代の照明デザインの中においても、最高品質と評されています。

ルイスポールセン

PHライト 「グレア(まぶしさ)フリーデザイン」

“照明自体のデザインやフォルムをどう見せるかではなく、質の高い光で、人や物、空間をどうやって自然に美しく照らすか。”

これは、ポール・ヘニングセンが照明を作る上で、テーマにしていたことです。

彼はこの課題を解決するために、ライトシェード形状に対数螺旋というカーブを用い、そのシェードを3枚組み合せることで電球の眩しい光(グレア)をカットし、同時にそれらのシェードが光を必要とされる場所、方向に効率良く反射してとどくようにする、合理的で機能的なデザインを考案しました。

対数螺旋のカーブを取り入れたPHライトシリーズは、シェードに当たった光が効率よく反射するので、光の大部分が、光を必要とするライトの下方へたっぷりととどけられます。
また、光源の位置も緻密に計算され、正しい位置に光源を置くことにより、シェードの端まで光があたり、同時に、シェードが電球を包み込むことにより、直接ライトを見ても、眩しさを感じることがありません。

ルイスポールセン
ルイスポールセン   ルイスポールセン   ルイスポールセン

■光源の位置が高い状態
各シェードの隙間からグレアが発生してしまいます。

 

■光源が適正位置の状態
グレアがなく、各シェード内側の大部分の面積に反射した光が、ライトの下方にたっぷりととどきます。

 

■光源の位置が低い状態
グレアは発生しないが、各シェードの端まで光があたりません。

【PH ライト ラインアップ】

ルイスポールセンPH   ルイスポールセンPH   ルイスポールセンPH

PH 5 Pendant Light

 

PH 50 Pendant Light

 

PH 4/3 Pendant Light

ルイスポールセンPH   ルイスポールセンPH   ルイスポールセンPH

PH 3 1/2-3 Pendant Light

 

PH Artichoke Pendant Light

 

PH Snowball Pendant Light



Poul Henningsen(ポール・ヘニングセン)1894-1967

ポールへニングセンは、デンマークの女優アグネス・へニングセンを母として、コペンハーゲンに生まれました。
1911年から14年にフレデリクスベアのテクニカル・スクールで、1914年から1917年にコペンハーゲンのテクニカル・カレッジで学びました。

伝統的な機能主義建築をキャリアのスタートとした後、彼の興味は照明分野に移っていきました。また、活動領域は文筆活動にも広がり、ジャーナリスト、作家としても活躍しています。
第二次大戦初期、コペンハーゲンのティヴォリ公園の主任アーキテクトも勤めましたが、ドイツ軍占領時には他の多くの芸術家たちと同様、スウェーデンに亡命し、亡命先のスウェーデンではすぐさまデンマーク人アーティスト・コミュニティーの中心的人物となりました。 

ルイスポールセン社とのコラボレーションは1925年に始まり、1967年に亡くなるまで続きました。ルイスポールセン社は今日までも、へニングセンの天才の恩恵を受けています。
ポール・へニングセンは、ルイスポールセン社の広報誌 「NYT」 の最初の編集者となりました。
この 「NYT」 誌は、当時のルイスポールセン社CEO、ソーフス・カストラップ・オルセンが、デンマークの新聞紙からライターとしての活動の場を追われたへニングセンに、プレゼントとして提供したものです(彼の政治的、文化的意見は当時、かなり急進的なものでした)。

ポール・へニングセンがパイオニアとして切り開いてきた照明分野の業績
− 影と光、グレア、光による色の再現、そしてそれら光の特性を人間の福利に結びつくように利用すること −
は、いまもルイスポールセン社が実践するライティング・セオリーの基礎となっています。


louis poulsen(ルイス・ポールセン)

ルイスポールセンの照明は、世界の照明デザインに多大な影響を与えてきた北欧の明かりです。
どの作品をとっても、たいへん美しく、目に優しい光を灯してくれる照明です。
100年以上もの歴史があり、近代照明のルーツといわれ、その完成度の高さはまさに芸術的です。
世界中で長く愛され続けるデンマークの照明ブランドです。

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